エリエールなどを販売する大王製紙株式会社は、2023年1月21日出荷分より、ティッシュやトイレットペーパー、キッチンタオルなどを全品現行価格より20%以上値上げすることを公表しました(2022年11月11日公表)。
原材料費や物流費の高騰が続き、また急激な円安もあり製造コストが想定以上に上昇していることによる、今回の値上げ。
現在は多少円高にふれるものの先行きの見通しは不透明であり、特に年金生活者の不安は増すばかりでしょう。
現役世代であっても、今回のような値上げラッシュが老後に起こることは想定しなければなりません。
日本の経済成長の鈍化や少子高齢化により、現役世代が老後を迎える頃には今よりも厳しい老後生活が待ち受けている可能性があります。
老後生活を支えるのは年金とともに貯蓄が重要となりますが、現代の60歳代でも年金のみで生活できる方はそれほどいないでしょう。老後生活の頼みの綱となるのは「貯蓄」です。
では、今の60歳代はどれくらい貯蓄を保有しているのでしょうか。