60歳代で「貯蓄4000万円以上」の世帯もあるが…

総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)詳細結果-(二人以上の世帯)」より、60歳代の貯蓄現在高を確認していきましょう。

出所:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)詳細結果-(二人以上の世帯)」をもとにLIMO編集部作成

60歳代以上の貯蓄現在高(124万6484世帯)

平均貯蓄額2537万円

  • ~100万円未満:9万378世帯
  • 100万円~:3万6364世帯
  • 200万円~:3万1985世帯
  • 300万円~:4万788世帯
  • 400万円~:3万2469世帯
  • 500万円~:4万4809世帯
  • 600万円~:4万1875世帯
  • 700万円~:4万1394世帯
  • 800万円~:4万4609世帯
  • 900万円~:2万7940世帯
  • 1000万円~:6万9730世帯
  • 1200万円~:4万9764世帯
  • 1400万円~:6万2938世帯
  • 1600万円~:4万4293世帯
  • 1800万円~:4万5057世帯
  • 2000万円~:9万6424世帯
  • 2500万円~:8万8805世帯
  • 3000万円~:11万1278 世帯
  • 4000万円~:24万5567世帯

60歳代の平均貯蓄額は2537万円となっており、上記のグラフで見ても「4000万円以上」保有している世帯が最多となりました。

ただ、グラフで見ればまとまった貯蓄を持つ世帯が多く見えますが、貯蓄100万円未満の世帯も9万世帯台。

貯蓄1000万円未満をみると36万世帯を超えており、決して「今の60歳代は貯蓄を十分に持っている」とは言えないのが現状なのです。