年金が減った場合はどうなる?

ここで着目したいのは、「実収入」の部分です。老後の収入といえば「年金」になるわけですが、夫婦で約21万円とされています。

たしかに、日本年金機構によれば、厚生年金のモデル夫婦の受給額は21万9593円です。

出所:日本年金機構「令和4年4月分からの年金額等について」

しかし、これは今の年金水準の話。

少子高齢化の今、年金受給額は下がる可能性が高いとされており、一部では約3割減という話も出ています。

たとえば年金額が3割減った場合、月の年金額は月15万円ほどになります。月の赤字は11万円になり、老後4000万円以上必要という計算になるでしょう。

ただ、年金がどれくらい下がるかはわかりませんし、今の厚生年金は妻が専業主婦として計算されています。

妻が厚生年金に加入すれば、将来の夫婦の年金額も想定より上がる場合もあるでしょう。