3. 働けなくなる老後を自分で守るために

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今回は高齢者の収入の内訳と、60歳代の貯蓄金額の割合について見てきました。

長く働き続けることは、経済面でも健康面でも良い影響を及ぼすでしょう。

一方で、いつか働けなくなる日を想定することが人生のリスクヘッジにつながります。

今から生活費のダウンサイジングをシミュレーションしたり、一部資産運用してお金に働いてもらうなど貯蓄の工夫をしたりすることが求められるでしょう。

例えば、現在35歳の方が65歳までの30年間で2000万円を貯める場合、毎月約5万5000円の貯金が必要です。

しかし資産運用を取り入れながら30年間で6%運用し続ける場合は、毎月の積立金額は2万円で済みます。

長期間運用をすることで大きな資産になるかもしれません。

ただし、こうした資産運用には一定のリスクがあることも事実です。まずはリスク許容度を診断し、客観的に自分に合う方法を見つけていきましょう。

参考資料

宮内 勇資