トヨタ・bZ4Xのリコールの内容とは?

KINTOで2022年5月12日から提供が開始されたトヨタの新型BEV「bZ4X」は、同年6月にリコースの届け出が行われました。

不具合の箇所は、下記の2点です。

  1. カーテンシールドエアバック
  2. ディスクホイール取付部

カーテンシールドエアバッグにおいては、車両工場での作業が不適切だったため、展開補助用のストラップが正規位置に組付けられていない可能性がありました。

これにより、エアバッグ作動時に正常に展開できず、最悪の場合、乗員が負傷するおそれがありますが、全車両でカーテンシールドエアバッグ展開補助用のストラップの組付状態を点検し、不適切なものは修正する対応が取られます。

一方で、ディスクホイール取付部においては、ホイールの加工およびハブボルトの仕様が不適切なため、ハブボルトの締結力が車両の走行性能に対して不足し、連続した急加速や急制動の繰返しなどで、当該のボルトが緩む可能性がありました。

そのままの状態で走行を続けると、異音が発生し、場合によっては、タイヤが脱落するおそれがありますが、全車両でディスクホイールを良品に、ハブボルトを対策品に交換する対応が取られました。

さらに、ハブボルトの取扱いに関する注記を記載した取扱説明書に交換されます。

対象車両は、トヨタ・bZ4Xの型式「ZAA-XEAM10」では、2022年3月2日から2022年6月2日に製作された42台、型式「ZAA-YEAM15」 では2022年3月2日から2022年5月31日に製作された70台です。