子どもがいる世帯の平均所得は813万円。年々増加へ
先ほどの金額を見て、高いと感じた方もいるかもしれません。
現代の日本の平均年収は443万円。
中でも結婚適齢期と言われる20歳代後半の男性の平均年収は404万円、30歳代前半で472万円となっており、子どもがいない場合でも専業主婦になれると思う年収には達しません。
しかし、厚生労働省「2021(令和3)年 国民生活基礎調査の概況」によれば、子育て世帯の平均所得金額は813万5000円。
その内訳のうち、雇用者所得で見ると695万1000円となっています。
上記は18歳未満の子がいる家庭の平均的な所得金額となっていますが、先ほどの専業主婦になれると思う年収の子ども1人がいる場合の年収約800万円と比べると、決して高すぎるとは言えないことがわかります。
また、世帯の所得の推移をみると、子どものいる世帯は2011年の697万円から2020年の813万5000円へと100万円以上上がっています。
平均年収が上がらないことを考えると、子育て世帯の所得が上がっている一因として共働きが考えられるでしょう。