4. 【年金一覧表】から分かる「老後の年金格差」への対策とは

ここまで、国民年金と厚生年金の受給額について眺めてきました。実際みなさんは年金をどのくらい貰えそうでしょうか。

退職後の65歳から90歳までの25年間で、どのくらい準備をしなければいけないかは、以下の計算式で算出できます。

  • 毎月の不足額:年金額ー生活費
  • 将来不足する生活費:毎月の不足額×12ヶ月×25年
  • 将来必要な老後資金:将来不足する生活費+介護費+25年間の住居費

例えば、自営業やフリーランスの方は、国民年金のみの受給ですので、不足額が5000万円以上になることもあります。

将来の年金に不安を感じる方は、しっかりと準備する必要がありそうです。

貯金だけでは、資産がなかなか増えない現代では「お金に働いてもらう」という考え方を取り入れ、投資信託などで運用をし、資産を上手に増やしていくと良いでしょう。

そのために、NISA制度やiDeCo制度を活用して節税を意識しながら増やす手段もあります。

ただし、投資信託もそれぞれの制度もメリット・デメリットがありますので、しっかりと理解する必要があります。

どんな方法で準備するとしても「善は急げ」ですので、なるべく早くから始めて、長期間かけて準備をすることをおすすめいたします。

参考資料

宮内 勇資