国保保険料上限引き上げの概要

現行の国民健康保険料の上限は年間102万円ですが、高所得者が今後納める保険料上限は年間104万円に変更される方針となります。

上限を引き上げる主な理由として、高齢化による医療費増加に対応すべく、高所得者の保険料負担を増やして中・低所得者層の負担を緩和する狙いがあります。

なお、国民健康保険料の上限引き上げは2022年4月にも実施されており、基礎賦課分2万円・後期高齢者支援金等賦課分1万円の合計3万円(保険料上限102万円)となりました。

出所:厚生労働省「国民健康保険の保険料(税)の賦課(課税)限度額について」

10月に発表された上限引き上げの内訳は、基礎賦課分2万円で後期高齢者支援金等賦課分は据え置きとなります。

報道によると、上限額104万円を支払うことになる年収ラインは、1150万円以上(単身世帯、全国平均)になるそうです。