私立小学校は卒業までに「総額1000万円」を覚悟
一口に私立小学校と言っても、入学金や授業料等は千差万別です。まずは、私立小学校の名門中の名門である慶應義塾幼稚舎の初年度の学費はどのくらいかかるのかみていきましょう。
慶應義塾幼稚舎の初年度の学費
- 入学金 34万円
- 授業料 95万円
- 教育充実費 20万円
- その他の費用 12万円
2022年度(2020年度以降入学者)の場合、初年度に161万円かかります。
慶應義塾大学とともに私立大学の両雄の早稲田大学の系列校であり、同じく高い人気を誇る2002年度に開校した早稲田実業初等部の、2020年度学費は以下の通りです。
早稲田実業初等部の初年度の学費
- 入学金 35万円
- 施設設備資金(入学時) 30万円
- 授業料 75万6000円
- 父母の会費 1万2000円
- 父母の会入会金 2000円
慶應義塾幼稚舎に比べると少ないものの、狭き門を突破し入学するにも142万円納めなければいけません。
入学する際は入学金もあり初年度の学費は高くなります。しかし、次年度も私立小学校であれば授業料が発生し、納める必要があります。
文部科学省の「平成30年度子供の学習費調査」によると、私立小学校の一年間の学校教育費は90万4164円でした。
学校により額の開きはありますが、子どもを私立小学校に通わせる場合毎年90万円は必ずかかるということになります。
また、習い事を含めた学校外活動費は私立小学校に通う世帯では年間64万6889円と、私立小学校に通う児童の教育費は一年で150万円以上かかることを意味しています。
卒業までの6年間で900万円。私立小学校に入学し卒業するまでには、それだけの教育費を支払える経済的な体力が必要だということです。