「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」や「つみたてNISA」など税制優遇制度を活用した積立型の投資が、しばしば話題となりますね。

2022年10月、iDeCoでは、企業型DC加入者の要件緩和が行われています。また、NISAも制度改定を控えており、自助努力による資金形成をサポートする動きが活発です。

iDeCo、つみたてNISAともに主な運用先は投資信託です。元本割れのリスクがつきまといますが、預貯金にくらべて大きな利益を出せることも。

今回は、みんなのひと月の投資額や人気商品の傾向など、「投資信託」にまつわるリアルな調査結果を見ていきます。

【注目記事】【独自調査】「つみたてNISA」現段階でのリアルな実態を調査

1. 「投資信託」ってそもそも何?

最初に「投資信託」の基本を確認しましょう。

一般社団法人投資信託協会によると、投資信託とは

「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」

と定義されています。つまり、分配される(受け取れる)金額は、ファンドの運用成果に左右されるわけです。