2022年度の年金は「国民年金:6万4816円(満額)」「厚生年金:21万9593円(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額)」とされています。
年金額は減少傾向にあるため、あてにならないと考える方も多いですね。
しかし65歳から一生受け取れる年金は、例え少額であっても心強いものです。
もし加入期間が短い場合、受給額はどれくらい少なくなってしまうのでしょうか。年金受給額の計算方法や受給要件とともに見ていきましょう。
【注目記事】【年金】みんな「厚生年金と国民年金」は本当は月いくらもらっているのか
1. 「厚生年金と国民年金」は2階建て構造
まずは、受給できる年金が「国民年金」か「厚生年金」かを知る必要があります。日本の年金は2階建て構造と言われていますね。
「国民年金」には20歳以上60歳未満の方が原則加入します。保険料は一律で、自営業や専業主婦の方などは国民年金のみの受け取りになります。
会社員や公務員などの方は、国民年金に上乗せしてさらに「厚生年金」に加入します。厚生年金は収入に応じて支払った保険料により、将来の受給額が異なります。