2. 国民年金の加入者のうち「無職」の割合は?
厚生労働省が公表する「令和2年国民年金被保険者実態調査結果」によると、第1号被保険者の「就業状態」の構成割合は以下の通りです。
2.1 第1号被保険者の就業状態
- 自営業主…19.4%
- 家族従業員…7.5%
- 常用雇用…6.3%
- パート・アルバイト・臨時…32.6%
- 無職…31.2%
- 不詳…3.0%
さらに、各納付状況で、無職の人の割合はどれくらいなのかをみていきましょう。
2.2 納付状況別にみた「無職」の人の割合
- 納付者・・・25.1%
- 1号期間滞納者・・・26.5%
- 申請全額免除者・・・41.9%
- 納付猶予者・・・53.0%
就業している人に比べると、やはり滞納者や免除者が多いという結果に。
ちなみに「申請全額免除者」については、本来の年金保険料を納付した場合よりも年金額は下がるものの、将来的に年金は支給されることになります。
一方で、無職の方でも保険料納付している方は一定数います。誰が支払っているのでしょうか。