10月14日は年金支給月でしたね。

厚生年金の平均受給額は皆さんご存知でしょうか。

当たり前のように受け取っていても、意外と知らないことが多い「年金」事情。

今回は厚生年金に視点をあてて、その平均受給額をみていきます。

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1. 【年金】厚生年金と国民年金の仕組み

まずは日本の年金制度について確認しましょう。

出所:日本年金機構「国民年金・厚生年金保険 被保険者のしおり」(令和4年4月)、厚生労働省「日本の公的年金は『2階建て』」をもとに、LIMO編集部作成

日本の年金は「国民年金」と「厚生年金」の2階建てとなっており、国民年金は自営業やフリーランス、専業主婦、また厚生年金に加入していないパートの方が加入します。

一方で、上乗せ部分である厚生年金は、会社員や公務員、またパートの方でも一定条件を満たせば加入できます。

2022年10月には、パートの厚生年金の適用が拡大され、2024年にもさらに拡大される予定です。

国民年金の場合、一律の保険料を支払うため、加入月数で将来の受給額が決まります。一方で、厚生年金は収入に応じた保険料を支払うため、加入月数だけでなく、収入が重要となります。