何をしても叩かれがちな結婚後の女性。本当の多様化を
そもそも、結婚後の女性がどの立場であれ叩かれるのは、今にはじまったことではありません。
今は価値観の過渡期で昭和から令和の考えが混在しており、正社員で働けば「子どもがかわいそう」、パートで働けば「気楽でいいね」、専業主婦なら「働かないの?」などどの立場でも何かしら言われがちです。
実際にその立場になれば、専業主婦なら孤立感や専業主婦であることへの罪悪感に悩んだり、パートでは育児も仕事も中途半端になることに悩んだり、正社員では家事育児が思うようにできないことに悩んだりするもの。
それぞれが日々奮闘し、悩みながら生きているのです。
結婚後の生き方の種類が多い女性だからこそ叩かれるのかもしれませんが、生き方が多様化する今、結婚後の女性を叩く風潮はせめて令和の時代で終わりにしたいものですね。
参考資料
宮野 茉莉子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事。ライフプランにあわせた資産運用の提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは厚生労働省、金融庁、総務省、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)、中学・高校社会科(公民)教員免許保有。3児のひとり親で、趣味は音楽鑑賞と読書(2025年3月16日更新)