何をするにも「やだ!」と泣いて嫌がる「イヤイヤ期」。2歳前後にピークを迎えるため「魔の2歳児」ともいわれ、対応に悩む方も多いですよね。

文部科学省の資料でも、「子どもが言うことを聞かない」という悩みを2歳で21.9%、3歳で27.5%、4歳で23.0%の親が感じていることがわかります。

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出所:文部科学省「子どもの育ちをめぐる現状等に 関するデータ集」

出所:文部科学省「子どもの育ちをめぐる現状等に 関するデータ集」

イヤイヤ期は「第一次反抗期」にあたりますが、いつからはじまりいつまで続くか、何を嫌がるか、泣き叫ぶか暴れるかなどは子どもによってさまざま。

親側の対応もその子によって、また時と場合によって効果のありなしが常に変化するため、非常に難しくなっています。

少し前の調査になりますが、株式会社博報堂が行った「イヤイヤ実態調査」によれば、イヤイヤ行動は平均で15個も。その内容とみんなの三大対処法についても見ていきましょう。

魔の2歳児「イヤイヤ期」1歳後半~3歳まで

「イヤイヤ実態調査」第一弾の結果によると、イヤイヤする月齢は1歳後半で56.8%と半分を超え、2歳前半で77.3%とピークに。

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出所:博報堂イヤイヤ研「イヤイヤ実態調査」第一弾

出所:博報堂イヤイヤ研「イヤイヤ実態調査」第一弾

2歳後半でも72.3%、3歳前半で61.3%となり、3歳後半になると44.1%でした。

一説では「魔の2歳児」の次に、「悪魔の3歳児」があり、4歳は「天使の4歳児」とも「大魔王の4歳児」とも言われています。

イヤイヤがはじまる時期も内容もその子によって違うもの。

筆者には3人の子がいますが、きっちり1歳半~2歳半までイヤイヤ期だった子から、もともとイヤイヤが多く2~3歳で強まった子、3~4歳頃に少しだけイヤイヤした子とさまざまでした。

また、ただ嫌がるだけの子もいれば、泣きわめいて怒る子、スーパーで大の字に寝転んで泣き叫ぶ子と、きょうだいでもその反応はさまざまです。

いつからいつまで続くか、何に対して、どのようなイヤイヤをするのか、予測がつかず終わりも見えないのが辛いところかもしれません。

魔の2歳児「イヤイヤ行動」の平均は15個に

イヤイヤ研では、0〜5歳の子どものいるママ・パパに子どものイヤイヤ行動をヒアリングし、そこから得られた行動パターンをベースに場面別にわけてイヤイヤ行動を37種類リスト化しています。

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出所:博報堂イヤイヤ研「イヤイヤ実態調査」第二弾

出所:博報堂イヤイヤ研「イヤイヤ実態調査」第二弾

「我が子にあてはまるイヤイヤ行動はどれか」を調査したところ、トップは「食べている最中に遊び始める」が83.5%。

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出所:博報堂イヤイヤ研「イヤイヤ実態調査」第二弾

出所:博報堂イヤイヤ研「イヤイヤ実態調査」第二弾

2位は「遊び道具やおもちゃを片づけない」73.0%、3位は「出かけた先から帰りたがらない」68.8%でした。特に食事や外出中にイヤイヤが増えがちですよね。

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出所:博報堂イヤイヤ研「イヤイヤ実態調査」第二弾

出所:博報堂イヤイヤ研「イヤイヤ実態調査」第二弾

先程の「37項目+その他」の合計38項目のうち、わが子に当てはまるイヤイヤ行動の数は平均で15.3個でした。

あくまで平均であり、グラフをみると20個以上のご家庭も多くあります。

食べない、着替えない、出かけない、帰らない、お風呂に入らないといった「~したくない!」とともに、お菓子がほしい、「~したい!」という要望も大きいこの時期。

第一次反抗期という成長の証とは言え、毎日対応していると疲れてしまいますよね。皆さんどのような対応をしているのでしょうか。

イヤイヤ期三大対処「気をそらす」「抱きしめる」「放っておく」

数多くあるイヤイヤ対処法の中でも、ママたちが多く行うのは以下の通りでした。

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出所:博報堂イヤイヤ研「イヤイヤ実態調査」第二弾

出所:博報堂イヤイヤ研「イヤイヤ実態調査」第二弾

イヤイヤ期の三大対処法

  • 1位「イヤイヤの原因から気をそらす、気分転換させる」90.4%
  • 2位「抱きしめてあげる、スキンシップを計る」90.3%
  • 3位「しばらく放置して、気持ちが静まるのを待つ」88.3%

対話や愛情表現で受け止める一方で、怒っても要望は通らないことに気付いてもらうためにほっておくことも一つなよう。対応すると逆にヒートアップしてしまう場合も多いので、本当に難しいですね。

他にも「笑わせる」「やりたがっていることを、できるだけやらせてあげる」「本人がやった気にさせる」「『これでいい?』と聞くのでなく、2択3択で子供に選ばせる」のほか、「お菓子や飲み物をあげる(約束を守ったらごほうび)」「テレビやDVDを見せる」といった意見も見られました。

まとめにかえて

イヤイヤ期への対処は毎日。食べない、着替えない、出かけない、帰らない……が1~2年も続くとなると、親側も疲れてしまいますよね。

一度効果のあった対処法でも翌日は効かないなど、その子や日によって効果の有り無しが変わるのも難しいところです。

イヤイヤ期には終わりがあるものの長い付き合いになりますから、親が疲れやストレスを溜め過ぎないためにも、対処法をたくさんもっておくといいでしょう。今回のみなさんの行動を参考にしてみてくださいね。

また、児童館や子育て支援センターで他のママや職員さんと話す、SNSなどでイヤイヤの対応に悩むママと交流するなど、誰かに話を聞いてもらったり共感し合ったりする機会も作るといいでしょう。

参考資料

宮野 茉莉子