4. 厚生年金は今後どうなる?1.3人の現役世代で1人の高齢者を支える社会に
ここまで、いまの人口構造や年金の水準をもとにお話してきました。
しかし、これからの時代を生きる私たちは「自分が老後をむかえるころの未来」をみすえておかねばなりません。
2022年3月時点で1億2510万人の日本の人口は、2065年には8808万人まで減少すると推測されています。
また、65歳以上人口の割合は増え続け、2036年には総人口の33.3%、2056年には38.4%に達するのではないかと危惧されています。
そうなると、国民の約2.6人に1人は65歳以上の高齢者です。
現役世代1.3人で1人の高齢者を支える社会がおとずれた時にいまの年金水準を保つのは難しいでしょう。
いまからでも将来の自分に仕送りができるよう、貯金・資産運用などで蓄えをつくっておく方が明るい未来に近づくのではないでしょうか。
参考資料
尾崎 絵実