スズキ・スペーシアべースは車中泊もできる
スペーシアベースの室内空間の特徴は、通常のスペーシアと比較して荷室スペースが広くなり、コンパクトな後席となっている事でしょう。
商用車の場合、荷物を積載するためのスペースが必要で、なおかつ後部座席より荷室が広くする必要があるため、乗用車よりも後席が狭くなります。
そのため、スペーシアギアの後席は、乗用車仕様のスペーシアシリーズと比較してスペースが狭く、座席のサイズも小さいため、あくまでも緊急用という扱いです。
その一方で、スペーシアベース独自仕様として、マルチボードを用意しています。
荷室スペースにはマルチボードを装着する溝があり、差し込むことで即席の机や車中泊が可能なフルフラットになるスペースを作ることができます。
車中泊からワーケーションまで目的に合わせて室内空間を自由にアレンジすることが可能になり、乗用車版のスペーシアにはない独自機能を搭載しています。
パワートレインに関しても、乗用車仕様のスペーシアが発進時にモーターの力でアシストを行うマイルドハイブリッドシステムを採用しているのに対し、スペーシアベースではハイブリッドシステムは搭載されていません。
燃費に関してはスペーシアベースがWLTCモードで1リッターあたり21.2キロと、マイルドハイブリッドシステムを搭載したスペーシアと比較して、1キロほど低い数値となっています。