レモンの置き場所を決める

レモンを育てるには日照が大事です。日当たりのよい屋外、ベランダなどでの生育が適しています。寒さには弱いので、マイナスに気温が下がるような場合は、室内に移動させましょう。

レモンは2年目くらいだと小ぶりですが、成長して徐々に大きくなっていきます。3年め以降になると1メートルを超え、大きく成長します。

剪定を行えばコンパクトに育てることもできますが、室内に入れるとそれなりに場所はとります。置き場所はあらかじめ想定しておくと慌てずに済みます。

レモンの苗木の植えつけ

通常、レモンの木は黒などのビニール製ポット苗で販売されているので、時期がきたら植え替える必要があります。植え付け適期は3~4月です。2年生以上の苗で暖地なら、冬でも大丈夫です。

購入した苗木より、ひと回り大きめの鉢に植え替えましょう。

土は園芸用土に赤玉土を3割くらい混ぜたものを用意しますが、柑橘系果樹のための用土も販売されています。レモンやミカンが好む土に配合されているので、とても便利ですよ。

接ぎ木苗の場合、接ぎ木をしているところ(セロテープなどで巻かれているところ)が土に埋まらないように注意しましょう。

終わったら、水をたっぷりあげます。鉢の中がドロドロになるくらいあげることで、根が新しい土にも馴染みやすくなります。

最後に支柱を立てます。支えがあると倒れにくくなるので強風対策にもなります。

レモンの水やり

土が乾燥していたら、水をたっぷりあげるようにします。鉢底から水が出てくるくらいが目安です。

葉が垂れ下がった状態は明らかに水切れのサイン。この状態は植物に相当のダメージを与えています。その後の生育にも影響を与えますので、レモンと土の状態、両方をよく見つつ水をあげましょう。

乾燥を防ぐために、土の上に藁を敷いたりしてマルチングをする場合もありますが、必ずやらないといけないということもありません。自分でレモンの様子を観察して、適切な水やりができれば大丈夫です。