3. 老後の平均の消費支出はいくらか
総務省の家計調査報告によると、65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)消費支出は13万2476円です。
先程の年金額の平均10万3808円と考えると、毎月3万円程は不足することになります。
この不足金額について老後を迎えるまでに準備しておかなければなりませんね。
何歳までの分を用意すれば安心か、女性の平均寿命を例に考えてみましょう。厚生労働省の「簡易生命表(令和2年)」によると女性の平均寿命は87.74歳です。
(87.74歳-65歳)×3万2476円×12ヶ月=886万2050円(小数点以下切り捨て)
平均寿命まで生きたとしたら、900万円弱の貯蓄が65歳時点で必要となることが分かりました。あくまで平均ですが、この金額を現役時代に準備しておいたほうが安心ということになりますね。