2022年10月は文字通り値上げラッシュともいえる月です。身近なものではビールやコーヒー、たばこといった嗜好品や、調味料、ハム、乳製品などが値上げとなっています。
これらの値上げは確実に私たちの生活に影響を及ぼしていますが、ほかにも火災保険や雇用保険が値上げされることをご存じでしょうか?
今回は、10月に対象となっている火災保険や雇用保険の値上げの内容について解説します。
火災保険料の値上げ
火災保険については、2022年10月1日以降に適用される契約について、値上げが適用されます。大手損害保険会社もこの点に関しては足並みを揃えています。
火災保険料はなぜ値上げされる?
火災保険が値上げされる最大の理由は、近年増加している自然災害です。
自然災害の発生の増加により、保険会社も保険金支払額の増加を余儀なくされており、保険金支払額に見合った保険料への改定が必要になったという背景があります。
確かに、ここ数年は毎年のように水害が発生しており、各地で多くの被害が報告されています。
また、災害によって被害を受ける住宅が多くなった点も理由の一つです。
築年数が古い住宅は、老朽化により災害に対する損壊リスクが高くなります。
このような築年数が古い住宅が増加しており、今後も増加する見込みがあることが、今回の値上げの理由といわれています