厚生労働省は2022年10月7日、毎月勤労統計調査(令和4年8月分結果速報)を公表しました。それによると、物価の変動を織り込んだ実質賃金は前年同月から1.7%のマイナスになりました。5か月連続でマイナスが続いています。

実質賃金の増減

出所:厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和4年8月分結果速報」(2022年10月7日)

現金の給与総額は上がっているものの、その伸びが物価上昇に追いついていない状況です。

なお、現金給与総額は27万9388円で、前年から1.7%増です。

内訳は下記の通り。

  • 一般労働者:36万1969円(1.6%増)
  • パートタイム労働者:10万169円(3.9%増)

パートタイム労働者比率は31.58%(0.25ポイント上昇)となっています。

なお、一般労働者の所定内給与は31万7959円(1.6%増)、パートタイム労働者の時間当たり給与は1248円(1.3%増)となっています。

参考資料

齊藤 慧