プラスチックを取り巻く環境問題は今後も課題に

紙製のストローをめぐっては、やはり使いづらいといった声も多くあがります。レジ袋の有料化が始まったときも、効果に対する疑問の声はたくさんあがりました。

一方で、環境省の「プラスチックを取り巻く国内外の状況」によると、1950年以降生産されたプラスチックは83億トンを超え、63億トンがごみとして廃棄されています。

リサイクルされているプラスチックは9%にすぎず、現状のペースでは、2050年までに120億トン以上のプラスチックが埋立・自然投棄されると予想されています。

また、日本の人口1人あたりのプラスチック容器包装の廃棄量は、アメリカに次いで2番目に多いことも問題視されています。

使い捨てプラスチックの減量、プラスチックリサイクルの向上については、今後も課題として考えていくことが大切です。

参考資料

太田 彩子