日本マクドナルド株式会社は、本日2022年10月7日(金)より、従来のプラスチックストローに替えて「紙製ストロー」の提供を開始します。

同時に木製スプーン・フォーク・ナイフ・マドラーも順次提供が開始されます。

持続可能な社会の実現に向けた取り組みの一環とのことですが、内容や効果について詳しく見ていきましょう。

スタバに続き、マクドナルドでも紙製ストローの提供開始

最近ではプラスチックの過剰使用による環境負荷が問題視され、レジ袋の廃止などが進んでいます。

スターバックスでは業界に先駆けて、2021年9月より紙製ストローの提供を始めていました。

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出所:スターバックス「スターバックス国内店舗で、2021年9月より順次フラペチーノ®をFSC®認証紙ストローで提供」

出所:スターバックス「スターバックス国内店舗で、2021年9月より順次フラペチーノ®をFSC®認証紙ストローで提供」

 プラスチックの使用が様々な場面で削減される中、マクドナルドでも全面的に提供を開始した形です。

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出所:日本マクドナルド株式会社「紙製ストロー※1・2、木製スプーン・フォーク・ナイフ・マドラー※2を10月7日(金)より全国の店舗にて順次提供します」

出所:日本マクドナルド株式会社「紙製ストロー※1・2、木製スプーン・フォーク・ナイフ・マドラー※2を10月7日(金)より全国の店舗にて順次提供します」

マクドナルドでは、2025年末までに、お客様提供用パッケージ類を再生可能な素材、リサイクル素材または認証された素材に変更する予定としています。

紙製ストロー等に切り替えることで生まれる効果

日本マクドナルドによると、全国約2900店舗のストロー・スプーン・フォーク・ナイフ・マドラーをそれぞれ紙製や木製に切り替えることで、年間約900トンのプラスチックを削減する効果があるとしています。

切り替える素材はFSC®認証といい、森林の環境や地域社会に配慮して生産された製品であることを証明する国際的な制度に基づいています。

ただし、子ども用のストローや一部商品のスプーン等、除外となるものも含まれるようです。

SNS上の反応は

今回の紙製ストローをめぐる報道に対し、SNS上では「紙ストローだとおいしくない」「後半ヘタれてくるから使いづらい」「紙製、木製という資源に対する課題は残る」「有料でいいからプラスチックで提供してほしい」などの声もあがっています。

また、先駆けて紙製ストローの提供を行っているスターバックスでも、公式twitterが環境に配慮したグッズの販売についてツイートしたところ、「紙ストローは口当たりが悪い」などのリプライがついています。

一方で、環境に配慮する姿勢に好意的・協力的なリプライも多く見受けられました。

プラスチックを取り巻く環境問題は今後も課題に

紙製のストローをめぐっては、やはり使いづらいといった声も多くあがります。レジ袋の有料化が始まったときも、効果に対する疑問の声はたくさんあがりました。

一方で、環境省の「プラスチックを取り巻く国内外の状況」によると、1950年以降生産されたプラスチックは83億トンを超え、63億トンがごみとして廃棄されています。

リサイクルされているプラスチックは9%にすぎず、現状のペースでは、2050年までに120億トン以上のプラスチックが埋立・自然投棄されると予想されています。

また、日本の人口1人あたりのプラスチック容器包装の廃棄量は、アメリカに次いで2番目に多いことも問題視されています。

使い捨てプラスチックの減量、プラスチックリサイクルの向上については、今後も課題として考えていくことが大切です。

参考資料

太田 彩子