「高額医療負担制度」が廃止となれば、どんな影響があるのか
では、当初の発端となった「高額医療負担制度」が本当に廃止となれば、どのような影響が出るのでしょうか。
医療を受ける本人が、直接負担を被る心配はなさそうです。ただし、国からの補助がなくなり自治体の負担が高まれば、間接的に影響を受ける可能性は”なきにしもあらず”です。
というのも、国民健康保険の運営は自治体であるため、その財政状況は地域により異なります。大都市であればまかなえる医療費も、地方の過疎地では負担が難しいことも。
運営が難しくなれば、保険料の引き上げ等で対処することもあるでしょう。実際、国民健康保険料は全国の自治体によって異なるので、同じ所得でも保険料が違うということが起こっています。
こういう面で、いずれ負担が増えることは覚悟する必要がありそうです。