富裕層に向けて金融資産を増やす方法
具体的にどのように金融資産を増やしていったらよいか、考えていきましょう。たとえば、現在の貯金額が1000万円の人は、まず金融資産を3000万円以上にする計画を立ててみます。
金融資産を増やすには「収入を上げること」と「資産運用を行うこと」が効果的です。
現在の収入を大幅にアップすることができれば、毎月の貯金額があがります。20〜30歳代の若い世代の方の場合、勤続年数が長くなり、経験を積めば給与があがる可能性があるでしょう。さらに高い収入を目指して、転職や副業を検討することも選択肢のひとつです。
収入を増やすだけではなく、資産運用を行うのも効果的です。
たとえば、現在の貯金1000万円のうち、700万円を投資し、さらに毎月6万円ずつ資産運用を行ったとします。
すると、以下のようにたった15年間で、資産運用だけで金融資産を3000万円以上に増やすことが可能です。
貯金1000万円の人の場合
- 貯金のうち700万円を投資する
- 300万円は万が一に備えた予備費用とする
- 初期投資額:700万円
- 運用利回り:年5%
- 毎月積立額:6万円
- 積立期間 :15年間
- 運用結果 :3083万3265円
※アセットマネジメントOne「資産運用かんたんシミュレーション」にて試算
→15年で資産3000万円以上を達成。資産運用だけで、マス層からアッパーマス層へ。
上記はシミュレーションであり、もちろん資産運用はタイミングによって損をしてしまう可能性があります。
上記の例のように計画通り進まない可能性もありますが、長期的な視点で、分散投資をしてリスクを軽減しながら投資を行うと、資産運用を行わなかった場合と比較して、お金を大きく増やすことができる可能性はあります。
インデックス投資信託など、リスクや手数料が低い商品を活用し、資産運用を行ってみましょう。
このように収入を増やすこと、そして資産運用を行うことに併行して挑戦することで、金融資産1000万円から3000万円まで富裕層の階段を上がることができるかもしれません。