6. 老後に向けて資産を準備するための3つのポイント
薄々感じている方もいるかと多いかと思いますが、「年金以外にどう老後資産を準備するか」が非常に大事になってきます。
老後に向けて資産を準備する上で、非常に大事なポイントを3つ紹介します。
1つ目は、「ゴールを知ること」です。
自分自身が望む老後を過ごすために必要な資金はいくらでしょうか。このままいくと、自分自身は将来いくらの年金を受給できるのでしょうか。
老後2000万円問題はあくまで一例に過ぎません。
持ち家か賃貸か、会社員か自営業か、人や状況によって千差万別です。
いかに老後を自分ごとと捉えて、準備をしてきたかで決まるといっても過言ではありません。
2つ目は、「いかに早く取り組むか」です。
時間は待ってくれません。後ほど紹介しますが、将来資金を作り出すためには長い時間をかけることが非常に重要です。
たった1年、2年の差が後々非常に大きな差になることだってあります。
3つ目は「積立投資を活用すること」です。
上手に効率よく資産を増やすためには、「積立投資の活用」を検討してみて下さい。
たとえば、「毎月3万円を30年間」貯蓄した場合を例にあげます。
6.1 「毎月3万円を30年間」預貯金で貯蓄した場合
1080万円 (3万円×12カ月×30年)
6.2 「毎月3万円を30年間」積立投資で貯蓄した場合
2496万円 (※金融庁資産運用シミュレーション活用/想定利回り(年率5%の場合))
同じ金額を同じ期間貯蓄するだけでも、効果の違いは歴然です。
長期間運用することによって、複利の効果も重なって非常に大きな差となります。
7. まとめにかえて
まずは自分が受け取れる年金受給額について、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認してみてはいかがでしょうか。
その上で、自分に合った資産運用をぜひ取り入れてみましょう。
参考資料
荻野 樹