1. クレジットカードの不正利用額、2022年(1月〜3月)は…
それでは早速、クレジットカードの2021年(1月〜3月)の不正利用額について解説していきます。
一般社団法人日本クレジット協会が2022年6月に公開した「クレジットカード不正利用被害額の発生状況」によると、2022年(1月〜3月)のクレジットカード不正利用被害は100.1億円になることがわかりました。
また不正利用額の内訳については以下のとおりです。
- 偽造カード被害額:0.2億円(構成比:0.2%)
- 番号盗用被害額:94.6億円(構成比:94.5%)
- その他不正利用被害額:5.3億円(構成比:5.3%)
番号盗用被害額が9割以上とほとんどの割合を占めています。
2. カード情報流出は何が原因?
クレジットカードの不正利用について、ほとんどが番号盗用被害であることがわかりました。
ではどのようにしてカード情報が流出するのでしょうか。
ここからは、カード情報の不正入手の手口について解説していきます。
一般社団法人日本クレジット協会によると、クレジットカードの不正利用は、次の2つの段階があり、それぞれで様々な手口があるとのこと。
- カード情報を不正に入手する段階
- 不正に入手したカード情報を使って、加盟店から商品等をだましとる段階
順番に解説していきます。