マイホームを購入したときのまま火災保険を継続していると、余計な保険料を払っている可能性があります。
また補償内容が現状に見合っていないケースもあり、適切なタイミングで見直しをすべきです。
この記事では火災保険の見直しをおすすめしたいタイミングと、そのポイントをわかりやすくお伝えします。
火災保険を見直すタイミング
火災保険の見直しと聞くと、多くの方は契約更新のタイミングを思い浮かべるかもしれません。しかし火災保険は契約期間の途中でも見直しが可能です。
特に次項からお伝えする
- 家族が減ったり増えたりした
- 増改築やリフォームをした
- 水害が心配になった
というときは、契約更新の時期でなくても見直しを検討しましょう。保険料を安くできたり、現状に合った保険内容にできたりします。
1/3
出典:ソニー損害保険株式会社「家計&火災保険の見直しに関するFP調査」
火災保険を見直すタイミング1. 家族が減ったり増えたりしたとき
火災保険を見直すおすすめのタイミングの一つは、家族が減ったり増えたりしたときです。家を建てたときと家族構成が変われば、家が焼失して新しく建てる家も変わるはずです。それに合わせて保険金額を見直せば、保険料を抑えられるかもしれません。
例えば家を建てたときに家族が夫婦と子供の家族だった場合、ほぼ同じ大きさの家を再び建てられる金額で火災保険に加入しているはずです。
しかし今は子供が成長して独立しているなら、新しく建てる家は夫婦二人だけの小さな家で済むかもしれません。そこで火災保険の保険金額を小さな家が建てられる金額に見直しをするのです。
家財保険も見直そう
家族構成が変わったら、あわせて見直したいのが家財保険です。これは家の中にある家具や家電、洋服やカバンなど生活に必要な家財が、火事で消失したときに揃え直すための保険です。
こちらも、火災保険に加入したときの家族構成に合わせた補償金額になっていることが多いはず。もし子供が独立していれば、夫婦の家財を揃え直す補償金額に見直しても良いでしょう。
またこの家財保険の保険金額は、保険会社の設定した目安の額で加入しているケースも多いと思います。しかしよく考えてみると、そこまで必要ないと感じるご家庭もあるかもしれません。
2/3
出典:あいおいニッセイ同和損保「家財評価額の目安 家財簡易評価表」
例えば上記の目安表を見てみると、夫婦と子供2人の家族4人で加入者が40歳の場合、家財評価額の目安は1400万円です。火事で消失して家財を全て揃い直すとしても、そこまでの金額はいらないという方もいるでしょう。火災保険を見直すときは、必ず家財保険の内容も確かめることをおすすめします。
子供ができたら個人賠償責任保険を
家を建ててから子供ができたなら、火災保険に「個人賠償責任保険」を加えても良いでしょう。この保険は、他人が所有するものを傷つけたときなどに補償する保険です。
例えば子供が駐車場で遊んでいて他の人の車を傷つけた、ボールを投げて他の家の窓ガラスを割った、といったときに補償してくれます。
あるいは「不測かつ突発的な事故」に対する保険を加えるのもおすすめです。これはうっかり自宅の窓を割ったり、床を傷つけたりしたときの修理費用を補償します。小さなお子さんのいるお宅なら、使う可能性が高い保険になっています。
火災保険を見直すタイミング2. 増改築やリフォームしたとき
家の増改築やリフォームをしたときも、火災保険の見直しを検討してみましょう。以前、建物が古くなったときに保険金額を下げていると、リフォーム後の家は価値が上がって保険金額が合わなくなっている可能性があります。
例えば以前に家が古くなって、保険金額を1000万円に下げていたとします。しかしリフォームをして水まわりを新しくしたり外壁を塗り直したりしていれば、家の価値は1000万円以上になっている可能性があります。
もちろん保険金額を下げたままでも構いません。しかしもし火事になって建て直すとしたら、いくらぐらいの家にするか考え、保険の見直しをしても良いでしょう。
火災保険を見直すタイミング3. 水害が心配になったとき
近年見直す人が増えていると言われるのが、洪水などの被害を対象にした「水災補償」です。現在の住宅向けの火災保険は、ほとんどが台風や竜巻など自然災害による被害も対象としています。
しかし以前は保険加入時にハザードマップを確認し、家を建てる地域の水害リスクが高くなければ、「水災補償」を外しているケースがありました。
3/3
出典:気象庁「全国(アメダス)の1時間降水量50mm以上の年間発生回数」
しかし現在は温暖化の影響などで、ゲリラ豪雨や台風による水害が多発しているのは皆さんご存じの通りです。もし水災補償を外してあるようなら改めてそのリスクを考え、補償対象にする見直しをしても良いでしょう。
火災保険は定期的に見直しを
火災保険は万一住まいが火災などの被害にあったときに、修理したり新たに建て直したりする費用を補償してくれます。しかし建て直すべき住まいは、年月が経つにつれて変化するものです。
今の状況で新しく建て直す住まいに合わせて、保険内容をアップデートすると過不足のない補償になります。お伝えしたような変化があれば見直しを行い、最適な火災保険にしておきましょう。
参考資料
武井 利明
