鉢やプランターで元気に咲いていた夏の花々も、そろそろ終わりの時期。枯れかけた植物は引き抜いておき、庭をキレイに整えましょう。
植物を処分したあとの土は再利用するのがオススメ。もちろん自治体の決まりにしたがって廃棄することもできます。
そこで今回は植物を育てたあとの土の再生方法や処分方法について紹介します。さっそくみていきましょう。
使用済みの土はそのまま使わないで!その理由とは?
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連作障害が起きやすい
植物は土から水分や養分を取り入れています。そのため、植物を育てたあとの土は本来含まれるべき養分が減ってしまっている状態です。
有機物も分解されているため、土の団粒構造が崩れてしまい、排水性や保水性が悪くなっていることもあります。このような土に再び植物を植えたとしても、うまく育てることは難しいでしょう。
特に同じ科の植物を続けて育てる場合、必要とする養分は同じにもかかわらず、土にはその養分は十分残っていません。土中の微生物のバランスも崩れてしまっているため生育不良になる可能性があり、これを連作障害といいます。
酸性の土になっている可能性がある
地表に降り注ぐ雨には、大気中の二酸化炭素が含まれているため酸性に傾きがちです。そのため、花壇や庭の土、雨に当たる鉢植えの土は、何もしないでいると酸性土壌になってしまいます。
多くの植物は中性、もしくは弱酸性の土を好みます。雨に長くさらされて、酸度調整をしていない土は酸度調整をおこなってから使用するとよいでしょう。
酸度調整は石灰を混ぜたりしておこないます。土壌酸度計を使って測ると安心です。
害虫や菌が潜んでいる可能性がある
植物を育てた土には害虫が潜んでいる可能性があります。
よく見かけるのはコガネムシの幼虫です。コガネムシの幼虫は植物の根を食べて育つため、このような土に植物を植えてしまうと植物が枯れる原因になります。
コガネムシの幼虫は鉢をひっくり返して、土をバラすと簡単に見つかります。
一度使った土はどうする?4つの方法
庭にまく
自宅に庭がある人は庭に土をまいて処分することもできます。農薬をつかった土と使わなかった土を区別してまいておくとよいでしょう。
ただし、庭にまける量にも限界はあるので、いずれ他の処分方法を考える必要があります。
土を改良して再利用する
多少手間はかかりますが、土の改良をおこなって土を再利用するのもオススメです。
まずは土を消毒して土に潜んでいる菌や害虫を取り除きます。家庭で手軽にできるのは太陽熱消毒や熱湯消毒です。熱を利用して殺菌する方法なので、薬剤を使用するわけではありません。
太陽熱消毒は夏の強い日差しと高温を利用しておこないます。熱湯消毒は土に熱湯をかけて消毒する方法です。いずれも火傷に注意しておこないましょう。
消毒したあとの土は栄養分を補うことで再び使える土に改良できます。腐葉土や化成肥料などを配合するのが面倒な場合は、市販の土壌改良剤を使うと手間がかかりません。
養分を混ぜた土は3日~1週間ほど放置したら完成です。通常の土と同じように使用できます。
土をコンポストとして利用する
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バケツに使用済みの土を入れて、コンポストとしても使う人もいます。生ゴミが土中の微生物により分解され、栄養豊富な土に変化します。野菜や花を育てる土になり、繰り返し使うことができます。
微生物が分解できる以上の生ゴミを入れると、夏場は匂いの原因になることも。あくまでも適量を入れることがポイントです。時々かき混ぜて、空気を入れるとよいでしょう。
土を処分する
庭にまいたり、再利用しない場合、土は処分することになります。自治体や処分業者に依頼して処分してもらう方法、ホームセンターや園芸店に引き取ってもらう方法などがあります。
近年は土の回収をおこなっていない自治体が増えています。このような場合は処分業者に依頼するしか方法がありません。回収費用は自費になります。
一部のホームセンターで土の引き取りをおこなっていますが、引き取れる場合の条件が決められています。あらかじめホームページなどで調べておくとよいでしょう。
まとめにかえて
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今回は土の再利用の方法や処分方法を紹介しました。土は水と同じで生物の源です。人間の目には見えませんが、土のなかでは植物が育つためのさまざまな営みが繰り返されています。
よい土が元気な植物を育てるのは、よく知られていることです。植物が健康に大きく育つために、土づくりに少し手間をかけてみるのもよいかもしれません。
LIMO編集部
