3. シニアの貯蓄はいくら残っているか、60歳代の貯蓄を円グラフで見る
年金が下がり家計を圧迫すれば、貯蓄を切り崩すことになります。
現代のシニアは貯蓄がいくらあるのか、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別データ」をもとに、60歳代の貯蓄分布を確認しましょう。
3.1 60歳代・二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
60歳代の貯蓄は一部の富裕層に引っ張られる平均は2427万円でしたが、より実態に近い中央値は810万円までに下がりました。
60歳代であれば退職金も入り、人生で最も貯蓄が多い年代です。しかし中央値は810万円となっており、半数は1000万円以下です。
貯蓄から生活費の不足分を捻出し、旅行やレジャー、また病気や介護の際に使うとなると、心もとないご家庭も多いでしょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)