60歳代の半数は貯蓄1000万円以下。年金受給額が0.4％減も、値上げによる負担年2％増へ 60歳代の貯蓄の中央値はいくらか

1.2022年度は厚生年金と国民年金が0.4％減額へ

日本年金機構によれば、令和4年度の年金月額は以下の通り。

国民年金（月額・満額）

6万4816円（▲259円）

厚生年金の令和4年度（月額）※

21万9593円（▲903円）

※平均的な収入（平均標準報酬（賞与含む月額換算）43.9万円）で40年間就業した場合に受け取り始める年金（老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金（満額））の給付水準です。

昨年度より0.4％減額となっており、国民年金では年3000円以上、厚生年金のモデル夫婦（会社員の夫と専業主婦の妻）では年1万円以上の減額となっています。