9月19日は敬老の日でした。みなさんは、日ごろの感謝を祖父母の方にお伝えすることができたでしょうか。
人生100年時代と言われる今日、現役時代で今はバリバリ働いている人も、いずれは老後がやってきます。
老後の生活を支えるのが年金ですが、みなさんは年金についてしっかり理解しているでしょうか。
そこで今回は、年金の実態について詳しく見ていきます。年金は将来いくらぐらいになりそうか、また年金を受け取る方法も確認していきましょう。
【注目記事】厚生年金だけで「ひと月平均20万円以上の年金収入」という羨ましい人は男女で何割か
1. 国民年金と厚生年金の実態を知る
公的年金の仕組みは、「国民年金」と「厚生年金」の2階建てが基本となっています。
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出所:日本年金機構「国民年金・厚生年金保険 被保険者のしおり」(令和4年4月)、厚生労働省「日本の公的年金は『2階建て』」をもとに、LIMO編集部作成
まずは、今国民年金をもらっている人の「月額はいくらかみていきましょう。
厚生労働省の「令和2年度 厚生年金・国民年金事業の概況」によると、男女別で下記のようになります。
1.1 【国民年金】 年金月額階級別老齢年金受給権者数(男性)
- ~1万円未満:1万2467人
- 1万円~2万円未満:5万8554人
- 2万円~3万円未満:21万6991人
- 3万円~4万円未満:68万1950人
- 4万円~5万円未満:134万1815人
- 5万円~6万円未満:313万9242人
- 6万円~7万円未満:859万4057人
- 7万円以上:40万8917人
1.2 【国民年金】 年金月額階級別老齢年金受給権者数(女性)
- ~1万円未満:6万2087人
- 1万円~2万円未満:23万5046人
- 2万円~3万円未満:71万1764人
- 3万円~4万円未満:216万71人
- 4万円~5万円未満:332万1823人
- 5万円~6万円未満:462万1737人
- 6万円~7万円未満:624万1716人
- 7万円以上:147万3357人
国民年金の場合は、男女でそこまで差がありません。男女ともに「6万円~7万円未満」が多くなりました。
1.3 国民年金の平均年金月額
- 男性:5万9040円
- 女性:5万4112円
平均額:5万6252円
第1号被保険者の自営業・フリーランス、第2号被保険者の会社員、第3号被保険者の専業主婦などが国民年金を受給します。
2. 厚生年金の受給額は平均いくら?【一覧表】
次に、会社員や公務員がもらえる厚生年金の月額もチェックしてみましょう。
会社員や公務員の場合、先程の国民年金にあわせて、上乗せ部分である老齢厚生年金を受け取れます。
下記の「厚生年金保険(第1号)」には、国民年金の月額も含まれています。
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出所:厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
2.1 【厚生年金保険(第1号)】年金月額階級別老齢年金受給権者数(男性)
- 1万円未満:7万2507人
- 1万円以上~2万円未満:1万2071人
- 2万円以上~3万円未満:5395人
- 3万円以上~4万円未満:1万170人
- 4万円以上~5万円未満:3万714人
- 5万円以上~6万円未満:6万7421人
- 6万円以上~7万円未満:16万3063人
- 7万円以上~8万円未満:24万4810人
- 8万円以上~9万円未満:24万2657人
- 9万円以上~10万円未満:27万3243人
- 10万円以上~11万円未満:35万350人
- 11万円以上~12万円未満:43万8683人
- 12万円以上~13万円未満:51万8659人
- 13万円以上~14万円未満:60万8992人
- 14万円以上~15万円未満:70万4371人
- 15万円以上~16万円未満:79万3583人
- 16万円以上~17万円未満:88万4219人
- 17万円以上~18万円未満:94万8543人
- 18万円以上~19万円未満:94万2288人
- 19万円以上~20万円未満:87万9047人
- 20万円以上~21万円未満:75万7129人
- 21万円以上~22万円未満:59万345人
- 22万円以上~23万円未満:41万4195人
- 23万円以上~24万円未満:28万2665人
- 24万円以上~25万円未満:19万63人
- 25万円以上~26万円未満:12万1426人
- 26万円以上~27万円未満:7万5194人
- 27万円以上~28万円未満:4万4547人
- 28万円以上~29万円未満:2万2741人
- 29万円以上~30万円未満:1万807人
- 30万円以上~:1万6346人
国民年金と比べると、金額に個人差が大きいことがわかります。10万円の人もいれば、30万円以上の人もいることがわかりますね。
3. 厚生年金の平均受給額「女性」はどのくらいか
次に、厚生年金の女性の平均受給額を確認します。
3.1 【厚生年金保険(第1号)】年金月額階級別老齢年金受給権者数(女性)
- 1万円未満:2万8004人
- 1万円以上~2万円未満:6884人
- 2万円以上~3万円未満:6万1267人
- 3万円以上~4万円未満:10万9541人
- 4万円以上~5万円未満:9万4941人
- 5万円以上~6万円未満:10万3206人
- 6万円以上~7万円未満:23万8112人
- 7万円以上~8万円未満:44万9205人
- 8万円以上~9万円未満:69万2135人
- 9万円以上~10万円未満:85万2017人
- 10万円以上~11万円未満:76万8808人
- 11万円以上~12万円未満:57万9740人
- 12万円以上~13万円未満:40万7435人
- 13万円以上~14万円未満:28万8035人
- 14万円以上~15万円未満:20万8976人
- 15万円以上~16万円未満:15万2367人
- 16万円以上~17万円未満:10万9888人
- 17万円以上~18万円未満:7万5929人
- 18万円以上~19万円未満:5万1905人
- 19万円以上~20万円未満:3万7458人
- 20万円以上~21万円未満:2万4850人
- 21万円以上~22万円未満:1万6796人
- 22万円以上~23万円未満:1万976人
- 23万円以上~24万円未満:6934人
- 24万円以上~25万円未満:3951人
- 25万円以上~26万円未満:2188人
- 26万円以上~27万円未満:1098人
- 27万円以上~28万円未満:516人
- 28万円以上~29万円未満:208人
- 29万円以上~30万円未満:144人
- 30万円以上~:375人
厚生年金は、男性は15万円~20万円未満が多かった一方、女性は5万円~10万円未満です。
国民年金では男女差があまりなかったのですが、厚生年金では差がありますね。
3.2 厚生年金の平均年金月額
- 男子16万4742円
- 女子10万3808円
平均額:14万4366円
男女差は、平均額で6万円ほどです。
この差は、厚生年金が、現役時代の給料や加入期間によって決まることが影響しているのでしょう。
女性は結婚や育児を機に専業主婦になる人もいるなど、生活が変わる場合が多いことが一因と考えられます。
仮に夫婦ともに会社員で厚生年金の場合平均月額でみると、男性は16万4742円、女性は10万3808円で、夫婦合わせて月27万円程度になります。
また、今の高齢者世代に多い「夫が会社員で妻が専業主婦」なら、月額22万円程度になります。
4. 年金請求書とは?届いたらどうするか
ここまで、年金の平均受給額について確認してきました。
年金は、一定の年齢になったら自動でもらえると思ってしまいがちですが、実は申請しないともらえません。
年金を申請するための必要な書類が、「年金請求書」です。日本年金機構から、65歳の誕生日の3ヶ月前になると届きます。
万が一、年金請求書が届いていない場合は、年金事務所に問い合わせてみるといいでしょう。登録住所と現住所が違っていると、書類が届かない可能性があります。
書類が無事に届いたら、下記のことを実施しましょう。
4.1 年金請求の方法1. 記録に不備がないかを確認
年金請求書には、年金加入の記録が細かく記載されています。まず、提供された情報に漏れや誤りがないかをチェックします。
転職したり、専業主婦から扶養を外れたりした人の場合は、しっかり見るようにしましょう。
もし不備があった場合は、すぐ最寄りの年金事務所に連絡しましょう。
4.2 年金請求の方法2. 年金請求書に必要事項を記入
内容に間違いがなければ、年金請求書に必要事項を記入します。
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出所:日本年金機構「退職金申請書(国民年金・老齢厚生年金保険)」
上記は、年金請求書の一部です。添付の注意事項や記入例をお読みいただき、正しい情報を記載します。日本年金機構の公式サイトから、年金請求書をダウンロードできます。
4.3 年金請求の方法3. 年金請求書を送る
書類を揃えたら、最寄りの年金事務所に持っていくか、郵送します。
ここまでが、年金請求の手順になります。
年金は申請しないともらえません。申請を忘れて年金がもらえない、ということにならないように気を付けてください。
なお、年金をもらう権利には期限(時効)があります。期限を過ぎると年金を受け取る事ができなくなる場合があるので気をつけましょう。
参考資料
LIMO編集部
