年収300万円の「手取り」はいくらか。共働き世帯数も確認
では、実際に年収300万円の手取りを国税庁「令和2年分(2020年)分民間給与実態統計調査」の「第3表 給与階級別の総括表」を参考に見ていきましょう。
年収300万円の男性の手取り
- 平均給料・手当:315万2000円
- 平均賞与:37万4000円
平均給与(年収):352万6000円
平均給料・手当を月額にすると、約26万2000円です。社会保険料や税金を引くと、月の手取り額はおよそ20万円前後と考えられますね。
手取り月20万円で2人で生活するのは難しい印象もありますが、現代は共働きが多い時代です。
厚生労働省が2022年9月16日に公表した「令和4年版厚生労働白書-社会保障を支える人材の確保-(本文)」によると、共働き世帯数は以下の通り。
2021年は共働きが1247万世帯、専業主婦主婦世帯が566万世帯となっており、共働きが主流です。
共働きであれば2人分の収入があり、一緒に暮らして家賃や光熱費などを折半すると考えると難しくはないでしょう。
一方で、女性は産後に仕事と育児が両立できるか、という不安を感じる方も多いもの。ご自身の体力や仕事環境、またお子さんのようすや人数などによっては一時的に働き方をセーブする場合もあります。
ご自身が専業主婦になりたいか、共働きであればどのような働き方をしたいか、どのような環境やサポート下で子育てをしていくか等で男性の経済力に関する意見は分かれるでしょう。