2021年の今日、公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。(初公開日:2021年9月18日) |
40~50代になってくると、キャリアが開花され収入がピークを迎える方も多いのではないでしょうか?まさに「働き盛り」の年代ですね。
一方で、会社によっては50代後半から役職定年などでピークアウトを迎える方もいると思います。
ライフステージの変わり目、目前の年代といっても過言ではない40代~50代。
人生3大支出のうちの住宅、教育資金に追われ「がむしゃらにやってきたけど、このままでいいのか。」と振り返り、点検したい時期でもあるでしょう。
そのあとに、どんな方でも訪れるのは老後です。老後資金もみんなは準備できているか気になるところですね。
そこで本日は、証券会社で約20年の経験をもち、現在はFPの資格保有者としてファイナンシャルアドバイスを行っている筆者の視点で、今の40~50代の貯蓄事情をお話ししたいと思います。
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1. 40代の貯蓄と内訳は?
まずは40代、二人以上の世帯の貯蓄とその内訳を、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)」より確認していきましょう。
1.1 【40代・二人以上世帯】金融資産保有額(金融資産を持たない世帯を含む)
- 金融資産非保有:13.5%
- 100万円未満:8.7%
- 100~200万円未満:6.5%
- 200~300万円未満:7.3%
- 300~400万円未満:5.1%
- 400~500万円未満:5.4%
- 500~700万円未満:8.7%
- 700~1000万円未満:9.0%
- 1000~1500万円未満:12.7%
- 1500~2000万円未満:7.3%
- 2000~3000万円未満:5.1%
- 3000万円以上:7.6%
- 無回答:3.1%
平均:1012万円
中央値:520万円
平均値は大きな金額の影響をうけるので、実態に近いのは中央値の520万円です。
2000万円以上の割合が12.7%いる一方で、100万円未満世帯が22.2%と約2割となっています。