「高齢者ひとり世帯」の割合は6割以上が女性
まずは同調査より、高齢者世帯の世帯構造を円グラフで見てみましょう。
現役世代までは夫婦とお子さんというご家庭が多いと思いますが、高齢者世帯になると半分が夫婦のみ、半分がひとり世帯というかたちに。
家族のかたちはずっと同じということはなく、年齢を重ねるにつれ変化していくものなのですね。
高齢者の「単独世帯」を詳しくみると、男性は35.7%、女性は 64.3%と女性が6割以上を占めています。
年齢構成も見てみましょう。
高齢者世帯のうち、ひとり世帯の年齢構成:男性・女性
- 65~69歳:26.5%・14.1%
- 70~74歳:29.8%・21.7%
- 75~79歳:17.2%・19.9%
- 80~84歳:13.7%・20.0%
- 85歳以上:12.7%・24.3%
男性は年齢が上がるにつれひとり世帯は減っていますが、女性は年齢が上がるにつれ増えていくようすがわかります。
人生100年時代と言われる現代。
年金受給開始年齢の65歳からを老後とするならば、その後35年間のあいだにも家族のかたちは変化すると前もって考えておきたいものです。