国民年金と厚生年金。ご存知の方も多いとは思いますが、実際に自分がいくら貰えるのか？と聞かれると、大体の金額すら知らないといった方はかなり多いのではないでしょうか。

私は証券会社でファイナンシャル・アドバイザーとして資産運用のアドバイスをしておりましたが、お客様からは資産運用だけでなく、年金のことも聞かれることが多々ありました。

今回はそんな年金について男女の比較をみていきたいと思います。

【注目記事】【年金】みんな「厚生年金と国民年金」は本当は月いくらもらっているのか

1. 国民年金と厚生年金を知る

一言で「年金」と言っても様々です。大きく分けると「国民年金」と「厚生年金」です。
まずは、この2つの違いからご紹介していきましょう。

  • 【国民年金】…日本に住む20歳～60歳未満の全員が加入
  • 【厚生年金】…会社員や公務員などが「国民年金」に上乗せして加入

例えば、自営業、専業主婦(夫)であれば国民年金のみの加入。サラリーマンや公務員は国民年金＋厚生年金の加入となります。

では、ここからは冒頭にもある国民年金と厚生年金の男女差を厚生労働省年金局が出している「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」から見ていきましょう。