世帯年収1000万円以上でも多い「貯蓄ゼロ」
今回は金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]2021年」をもとに、20~50歳代の「年収1000~1200万円」と「1200万円以上」に分けた貯蓄ゼロ世帯の割合を確認します。
上記を見ると、30~50歳代では「年収1000~1200万円」と「1200万円以上」ともに1割前後が貯蓄ゼロという現実がわかります。高年収といわれるご家庭でも、10世帯に1世帯は貯蓄ゼロなのですね。
では、貯蓄の中央値はいくらでしょうか。
【貯蓄の中央値】年収1000~1200万円未満・1200万円以上
- 20歳代:223万円・150万円
- 30歳代:500万円・888万円
- 40歳代:1100万円・1000万円
- 50歳代:1130万円・1700万円
貯蓄の中央値は年代が上がるにつれて増え、40歳代で1000万円を超えます。
ただ、40歳代であれば、これからお子さんを大学に進学させるというご家庭もあります。
小学校から私立に通っていたり、大学でも私立や学部によっては学費が高額となり、余裕があるとは言い切れなくなるでしょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)