2. 厚生年金保険料は過去からあがっているのか
厚生年金保険料の場合、国民年金のように一律の保険料が決まっているわけではありません。
ただし、その計算式や乗率は過去から変化しています。
現在では、厚生年金保険料は以下の式にあてはめて算出します。
- 毎月の保険料額:標準報酬月額×保険料率(18.3%)
- 賞与の保険料額:標準賞与額×保険料率(18.3%)
※実際には上記で求めた保険料を、事業主と折半して納めます。
保険料率は2004年から段階的に引き上げられてきましたが、2017年9月を最後に引上げが終了し、現在は18.3%で固定されています。
1990年台初めが約14%だったことを考えると、大幅な負担増になります。
さらに標準賞与額からも厚生年金保険料が引かれるようになったのは、2003年からです。これまで賞与に「特別保険料」はかかっていたものの、0.5%と少額でした。
こうしたことも負担感が増えるきっかけとなっているようです。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)