日本の平均年収はここ30年ほど変わらないと言われています。
国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査」によると、2020年度の平均給与は「433万円」です。
平成2年の平均年収が425万円なので、やはり30年間、平均年収がほぼ変わっていないことがわかります。
ただし、厚生労働省の「平均給与(実質)の推移(1年を通じて勤務した給与所得者)」で1年勤続者の平均給与を2015年基準の消費者物価指数(持ち家の帰属家賃を除く総合)で補正した平均給与(実質)の推移を確認すると、実質では下がっていることがわかりました。
この30年で、身の回りのあらゆるものの値上げが行われています。「給与から天引されるお金が増えた」と感じる方も多いのではないでしょうか。
今回は、厚生年金と国民年金の保険料にフォーカスをあててみたいと思います。保険料は過去からあがっているのでしょうか。