住宅ローン返済は家計の全体から考えよう
フラット35の金利引き下げポイント制は、固定金利を下げる方法として知っておきたい情報でしょう。
一方で、住宅ローンを何歳まで払うのかについても考えておきたいところです。住宅ローンが残る間は働き続けるという方もおり、老後の生活も変わります。
ただ、住宅ローンは他のローンと比べると金利が低いという特徴もあります。
現役世代は車の購入でローンを組んだり、教育費や老後資金の準備をしたりと、何かと出費は多いでしょう。無理して繰上げ返済をすると、他の部分にしわ寄せが行く可能性もあります。
住宅ローンの返済については他のローンや教育費、老後資金などとあわせて総合的に考えて判断されるといいでしょう。
参考資料
- フラット35「2022年10月から【フラット35】の金利引下げ方法が「ポイント制」に変わります。」
- 独立行政法人労働政策研究・研修機構「調査シリーズNo.199『60代の雇用・生活調査』(2020年3月公表)」
宮野 茉莉子