人気の就職先として、常に名前が上がる公務員。安定した収入やボーナス、福利厚生などがその要因でしょう。

ボーナスが全くない企業もあるということを考えると、やはり公務員の待遇は羨ましい部分があるかもしれません。気になる公務員のお金事情ですが、退職金はどうでしょうか。

今回は公務員のうち学校の先生にフォーカスし、退職金の現状について考察します。次に、会社員の退職金事情もチェックしていきます。

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1. 【公務員の退職金】学校の先生はそもそもどれだけいるか

まずは学校の先生の人数をチェックしていきしましょう。

総務省「地方公務員数の状況」によると、地方公務員280万661人の中で学校の先生(教育部門)は106万4659人。

出典:総務省「地方公務員数の状況」

100万人を超える人が教育部門なのですね。

前年度から3万6334人増えているものの、平成6年に比べると先生の数は17%減少しています。

少子化の影響がこうした部分にも影響しているのでしょう。