食欲の秋がやってきました。旬な食材を目にすると、自炊のモチベーションもあがりますよね。
最近ではさまざまなレシピサイトがあり、料理本を見なくても気軽に料理ができるようになりました。
しかし関西人としては、しばしば戸惑うポイントがあるようです。
いくつか見ていきましょう。
関西人あるある:中濃ソースって何?
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ミートソースやハンバーグなどを作るときに登場しやすい中濃ソース。わざわざルーを買わなくても、手軽に洋食が作れるので便利ですよね。
しかし、関西人にとってはあまり馴染みがないのです。材料に「中濃ソース」がある時点で、代替品が思い浮かばずそっと画面を閉じることも。
粉もん文化が発達している関西では、数種類のソースを使い分けることも珍しくありません。
農林物資規格調査会の「日本農林規格の改正について」によると、やはり「西日本ではウスターソース、東日本では中濃ソースが主流である」と説明されています。
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出所:農林物資規格調査会「日本農林規格の改正について」
もし代用品を使うのであれば、ウスターソースにすると近い味になるようですね。
関西人は違和感!「ねぎの青い部分」は?
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薬味としてもお鍋の主役としても美味しい「ねぎ」。しかし、ねぎを材料としたレシピを読んでいると、その扱いに戸惑う関西人も多いです。
というのも、関東ではねぎの白い部分を使うことが多いですが、関西では「はねぎ」を多く食べる習慣があるため、あおい部分も食べるからです。
「薬味に白ネギ」とかかれていると、戸惑ってしまう関西人も多いですね。
現在はスーパーなどでどちらも選べる機会は増えましたが、やはり馴染みがあるねぎを選ぶ方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、西日本の一部では長ネギを「根深(ねぶか)」とよんでいます。
甘い卵焼き派もいるけれど…
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卵焼きを作るとき、改めてレシピサイトを確認すると、甘い味付けの多さにびっくりする関西人も多いです。
「我が家は甘い派!」という方もいますが、やはりだしの利いた卵焼きが主流です。お弁当の卵焼きが甘いと、おかずにならないと感じる方もいますね。
レシピサイトで出てきた卵焼きにチャレンジすると、新たなおいしさに気づくかもしれません。
関西と関東はすき焼きが全然違う!
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画像出所:農林水産省「うちの郷土料理 東京都 すき焼き(すきやき)」
すき焼きの違いに戸惑った経験がある方も多いのではないでしょうか。
農林水産省「うちの郷土料理 東京都 すき焼き(すきやき)」によると、関東では醤油、砂糖、酒をベースにした割り下に、牛肉やねぎ、春菊、焼き豆腐などの具材を添えて煮ることが一般的です。
一方、関西では牛肉を牛脂で焼き、砂糖や醤油で味付けしていくのが一般的です。その後野菜を入れていき、出てきた水分で煮るイメージです。
砂糖と醤油などのバランスが難しく、「そういえばレシピサイトではどれくらいの分量で載っているのかな」と調べてみると、割り下のレシピばかり出てきて戸惑うものです。
カレーや肉じゃが「豚肉」に違和感
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最後にご紹介するのは、肉の違い。関東では豚肉が多いですが、関西では牛肉が一般的です。
材料を揃えたあとにレシピサイトで「肉じゃが」と検索すると、豚肉が出てきて戸惑ったという方も多いですね。
スーパーでカレー用の牛肉を見つけられなかったという方もいました。
実際、総務省の「家計調査 家計収支編2021年総世帯」で年間支出金額を確認すると、関東地方では牛肉1万4642円に対し、豚肉が2万4939。近畿地方では牛肉2万6388円に対し、豚肉が2万2776円でした。
違う傾向が表れている点がおもしろいですね。
食欲の秋、いろいろなレシピに挑戦してみては
長年の習慣と違う文化に触れると、最初は戸惑うことも多いです。しかし、幅広い情報をつかみやすくなった現代は、いろいろなレシピを試せるチャンスがあるともいえます。
「家庭の味」も大事ですが、違ったレシピを試してみると、新たな発見があるかもしれません。
食欲の秋こそいろいろなレシピに挑戦してみたいですね。
参考資料
太田 彩子
