資産形成とは

先程のデータで、我が国の65歳は意外と合理的な資産形成をしていることがわかりました。

それでは次に資産形成をしていく中で、大事な3つのポイントについてお話したいと思います。

資産形成のポイント1. 目標を知る

自分の望む老後を過ごすために必要な資金とはいくらでしょうか。自分の将来の年金はいくらで、いくら貯めればいいのか。

それは持ち家か賃貸かでも変わりますし、会社員か自営か、介護にいくら備えるのかなど人それぞれです。まずは自分の貯めたい額をイメージしましょう。

資産形成のポイント2. 早く始める

株は上がるか下がるかわからない。お金が減るのは怖い。これはたしかにそのとおりですが、なぜそのようなイメージがついたのでしょうか。

それは我々が日本人だからでは無いでしょうか。ご存知のとおり、日経平均は1989年バブル期にピークをつけ、その後約35年間一度もそこに到達していません。しかし、世界全体の株式の価格は、同じ時期から今までで約7倍になっています。

リーマンショックやコロナショックが起こってもその状況は変わらず、世界人口の増加に伴って今後も上昇することが予想されています。右上に上がるチャートの買い時は今であり、少しでも早く始めることが2つ目のポイントです。

資産形成のポイント3. 積立投資を利用する

一括で運用できる資金がすでにある場合、一括で運用するほうが運用効率は上がるというのは事実ですが、投資を始めるのに、誰もが最初からまとまった資金を持っているわけではありません。

月3万円でも30年積み立てれば元金が1080万円になります。これを年率5%で最初から運用いていたら約2500万円に到達します。

投資にはリスクも伴いますが、世界株式の過去100年の平均利回りはおよそ7%なので、5%で考えていただいたとしても積立投資力は偉大と言えるでしょう。