これまでマンションサプリでは、「東京メトロ」「JR」「東急電鉄」沿線の資産性について相場データをもとに調査してきましたが、今回「東京都交通局(都営線)」を対象に同様の調査を行いました。

東京都交通局(都営線)の「浅草線」「三田線」「新宿線」「大江戸線(環状部放射部)」「都電荒川線」「日暮里・舎人ライナー」の6路線を対象に、23区内に存在する駅の徒歩10分圏内にある2007年築マンションを調査。「マンションマーケット」のデータを用いて2007年と2017年の平均㎡単価を算出し、2007年当時と2017年現在でどんな価格変化があったのか調査しました。

調査概要
※対象は「マンションマーケット」に掲載されている2007年築の分譲マンション
※対象沿線は東京都交通局(都営線)の「浅草線」「三田線」「新宿線」「大江戸線」「都電荒川線」「日暮里・舎人ライナー」の6路線。
※東京23区内に存在する駅のみが対象
※対象マンションは、駅徒歩10分(800m)圏内に存在するマンション
※徒歩1分=80m換算
※データは2017年4月18日時点


調査結果

最も資産性が高いのは「日暮里・舎人ライナー」
西日暮里駅が最寄りマンションの価格は36.5%増!

調査結果によると、6路線の中でも大差をつけて第1位となったのが「日暮里・舎人ライナー」。日暮里・舎人ライナーは2008年に開業した、コンピュータ制御による自動運転を行う新交通システムです。国土交通省が発表した平成27年度の混雑率データによると、日暮里・舎人ライナーの赤土小学校前~西日暮里間は、朝7:30~8:30の混雑率が187%となっており、多くの人が利用している沿線ということが分かります。同調査では、浅草線、三田線、新宿線、大江戸線の混雑率を上回る結果となりました。

全体平均では上昇率がマイナスとなった日暮里・舎人ライナー沿線ですが、2007年に比べ2017年に価格が上昇したマンションもあります。本調査で最も上昇率が高かったマンションは、「西日暮里」が最寄りの「シェルゼ千駄木」。2007年の¥978,464/㎡から36.5%上昇し、2017年現在では¥1,335,272/㎡となっています。

開業して10年にも満たない路線ですが、混雑率データからもわかるように、需要の高い路線となっており、実際これまで数多くのダイヤ改正や新型車両の導入が行われてきました。今後も多くの変化を遂げることが予想される日暮里・舎人ライナー。価格相場の変動にも注目したいですね。

まとめ

いかがでしたか?この調査以外にも「マンションサプリ」ではマンションに関する役立つ情報をお届けしています。マンションに住んでいる、または住むことを検討しているという方はぜひ参考にしてみてください。

またマンションマーケットでは全国350万件以上の価格データから算出した精度の高い相場価格をご紹介しています。あなたのお住まいの相場を調べてみては?

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