2021年の今日、公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。(初公開日:2021年9月7日)

日頃の貯蓄や、老後資金の準備を考えたとき、収入とともに支出を把握していくことが大切です。

毎月の支出の中でも「食費」は比較的コントロールしやすい項目かもしれません。ネットスーパーなどを活用すると、購入履歴が家計簿代わりになりますので、日ごろの無駄遣いも把握しやすそうですね。

そこで、今回は二人以上世帯の消費支出と、その中でも「食費」にフォーカスしていきたいと思います!

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1. みんなの年齢別の支出額

まずは、20代~70代以上世帯の「消費支出」がどのくらいかをみてみましょう。世代ごとに違いはあるでしょうか?

総務省統計局の「家計調査報告(家計収支編)二人以上の世帯―2020年(令和2年)」第3-2表から確認していきます。

1.1 年齢階級別の二人以上世帯の消費支出

平均:27万7926万円

  • ~29歳:25万6544円
  • 30~39歳:26万7618円
  • 40~49歳:31万5958円
  • 50~59歳:32万9937円
  • 60~64歳:29万3170円
  • 65~70歳:27万4798円
  • 70~74歳:24万6656円
  • 75~79歳:23万977円
  • 80~84歳:20万8996円
  • 85歳~:20万413円

リタイヤ世帯を多く含む60歳以上は5歳ごととしました。消費支出が最も多いのは50代ですね。育ち盛りの子供がいる世帯であれば、食費・教育費ともにかかる時期。「お金が右から左に流れていく」といったトホホなお悩みを抱えるご家庭は珍しくないでしょう。

逆に消費支出が最も少ないのは85歳以上の世帯です。