2. 退職金もひとそれぞれ

では、退職金はみんなどれくらいもらえるのでしょうか。厚生労働省「平成30年就労条件総合調査」によると、定年退職時の退職金の平均は次のとおりです。

2.1 平均退職給付額「勤続20年以上かつ45歳以上の退職者(退職事由が定年退職)」

  • 大学・大学院卒(管理・事務・技術職):1983万円
  • 高校卒(管理・事務・技術職):1618万円
  • 高校卒(現業職):1159万円

平均だけを見ると、大卒であれば2000万円近い退職金がもらえるように思えますね。しかし、実際に退職金の制度があるのは8割程度。しかも会社の規模が小さいほど、制度がない傾向にあります。

退職金の平均額がもらえないどころか、そもそも制度がない可能性もあるのです。

会社の就業規則などでしっかり確認する必要があります。