3. 最初の物件として中古マンションを選ぶ際の注意点

初めの物件として中古マンションを選ぶ際に注意したいのが、将来の資産価値を考慮した物件の選び方をすることです。

一般的に、築年数が経過するにつれて資産価値も減少していきます。そのため、物件選びでは、資産価値を決定づける要因の中でも特に重要な「立地」と「築年数」を考慮する必要があるのです。

最初の物件として選ぶのであれば、設備状態が良好な築10年以内の物件を目安に検討していくとよいでしょう。室内設備が劣化して状態が悪くなっていると、購入後に設備交換などの手間や費用がかかってしまうからです。

築年数は融資にも影響するため、できる限り法定耐用年数の残っている建物である方が長期にわたるローンを組める可能性が高まります。

借入期間が長くなれば返済額を抑えることができるため、キャッシュフローが良好になりやすいでしょう。

また、中古マンションを購入する場合は、出口戦略まで考えておくことをおすすめします。売却するタイミングによって、トータルでの収益が大きく異なる可能性があるからです。

物件選びの時点で、売却を見据えた長期的な計画を考えておきましょう。