4. 公務員と会社員の退職金を比較
ここまでで、公務員の退職金額がある程度見えてきましたが、本当に公務員の水準は高いのでしょうか。
次は厚生労働省の「退職給付(一時金・年金)の支給実態(平成30年)」から、民間企業の退職金を学歴ごとに金額を見ていきましょう。
4.1 大学・大学院卒の平均退職金(管理・事務・技術職)
- 定年:1983万
- 会社都合:2156万
- 自己都合:1519万
- 早期優遇:2326万
4.2 高卒の平均退職金(管理・事務・技術職)
- 定年:1618万
- 会社都合:1969万
- 自己都合:1079万
- 早期優遇:2094万
会社員の場合、大卒・院卒であれば、ほぼ2000万円もらえる水準だとわかりました。
このように見ると、やはり公務員は会社員よりも退職金が多いと言えるのでしょう。更に、会社員は企業の規模や学歴によって差が大きく、退職金のみを比較するならば公務員がなりたい職業ランキングに出ていたことも納得できるというものです。