2. 厚生年金「共働きで夫婦ともに会社員」なら年金はいくらもらえる?

ここからは、働き方別に将来受け取れる年金額を見ていきましょう。

まずは、夫婦ともに会社員として働いている場合から確認していきます。

厚生労働省「令和2年度 厚生年金・国民年金事業の概況」による男性と女性の厚生年金の受給額は以下のとおりです。

  • 男性:16万4742円
  • 女性:10万3808円

上記の金額には国民年金も含まれていますので、「会社員として働いていたらこのくらいもらえるのかな?」という目安で見ていただければと思います。

仮に夫婦ふたりとも会社員勤めの場合は、合計で26万8550円を受け取れることになりますね。

こちらの金額はあくまで平均値になりますので目安として捉えていただければと思いますが、1点だけ女性の受給額の将来性についてお伝えします。

上記の女性の受給額は、今のシニア世代が受け取っている年金額です。いま60代70代の女性たちは「結婚したら専業主婦」という世帯も非常に多く、会社員として働いていた期間が短い方が多いです。

しかし、今の時代は結婚しても仕事を続ける女性の数も多いですし、男性同様にキャリアを積んでいく方も非常に多いです。

なので、私たち働く女性が年金を受け取るころには上記であげた女性の年金受給額より少し平均値も高くなっているのでは?と推測ができますね。