老後にお金が必要になったときどうするか

定年後に住宅ローン返済を続けるのは、大きな負担になります。

しかし、老後になって急にお金が必要になる場面もあるかもしれません。

そのような場合、自宅(=財産)を使って老後の資金を用意する方法もあります。

十分な貯蓄やその他の資産がない場合は、自宅を担保にしたローンを利用することができます。

ただし、リスクがあるのも事実なので、慎重に検討することをおすすめします。

不動産担保ローン

不動産を担保にしたローンです。

無担保ローンに比べて金利が低く、長期間の借入が可能です。ただし、返済ができなくなった場合、自宅を失うリスクがあるので注意が必要です。

さらに事務手数料や不動産鑑定料が数十万円かかり、融資までに1週間ほどかかるでしょう。

リバースモーゲージ

これは高齢者向けのローンで、ローンの担保は借り手の住宅で、借り手の死後、住宅を売却して元金を返済する仕組みになっています。

家を残す必要がない場合に適しており、借り手は資金を調達しながら家に住み続けられます。

融資額の範囲内で一括または定期的に借り入れ、返済は利息のみなので負担は比較的軽いです。ただ、長生きすると生きているうちに融資限度額に達する可能性や、金利の上昇により返済額が増加するリスクがあります。

また、土地の評価額により融資が受けられない場合もあるのも注意点です。